バイク王 バイクライフ研究所 コラム

『バイクは日常にハリとツヤを与えてくれるサプリメント』 小倉 修

小倉コラム写真

常々バイクは本当にありがたい存在だと思っています。

なぜ、ありがたいかというと、瞬時に気分やモードを切り変えてくれる存在だから。40代、50代はまだまだ社会の中核的存在。社会人となって数十年を経つというのに、ラクになるどころか仕事はもちろん家族のケア、地域社会との連携などなど、若い頃以上に忙しいものです。なかなか日常から切り離して、リセットするような時間がない。

建築家・安藤忠雄氏がある講義の中で、自分を見つめ直したり、発想や気分の転換を図るためには「日常から遠くへと身を離す旅がいい」と語られていましたが、まさにバイクは、日々せわしく過ごす者にとって、簡単に日常から身を離してくれる存在だと思うのです。ランニングや自転車でも気軽に発送や気分の転換が図れますが、限られた時間の中では遠くへは行けない。景色を劇的に変えることもできない。旅という感覚でもない。しかし、バイクは3時間、いや1時間乗るだけでも、大きな変化を体感できる。街を抜け出し、凛とした山の空気やさわやかな海の風を味わうことができる。あるいは見知らぬ町へ身を置くこともできる。

ウェアを纏いブーツへと履き替え、跨がったその瞬間にモードが切り替わるバイク。時間のない者にとっては、日常にハリとツヤを与えてくれるサプリメントのような存在です。というわけで、これからちょっと海までコーヒーを飲みに一走りしてきます!

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