バイク王 バイクライフ研究所 コラム

『バイク×親子 ─いま、バイクの未来を考える─』 所長 澤 篤史

澤コラム写真

「リターンライダー」「シニアライダー」というワードとともに、最近盛り上がりの兆しを見せるバイク業界。ニュースや紙面でも「第3次バイクブーム」という言葉を見かけるようになりました。

この業界に身を置く立場として、バイクブームの盛り上がりは歓迎すべき流れですが、それと同時に、このムーブメントを次世代に継承するために何をすべきか。そのためにバイク王 バイクライフ研究所として、どのような行動を行うべきかを常に考えています。先日開催された研究員ミーティングでも、このテーマについてディスカッションを実施しています。

現在のバイク業界をけん引しているとされる「リターンライダー」の多くが親世代でもあり、その子供たちに与える影響は決して小さくないと考えています。親がバイクを颯爽と乗りこなしていれば、子供は自然とバイクに憧れを抱くでしょう。実際に各バイクメーカーからも、若者をターゲットにした小排気量車のニューモデル発売のアナウンスが続々と届いています。かつての「第2次バイクブーム」とこれからの「第3次バイクブーム」の違いのひとつに親子関係があると、私たちは考えています。

「第2次バイクブーム」当時、バイクの話題を交わす相手と言えば学校の同級生やバイト先の先輩など、若いコミュニティが中心でした。そこでは見た目のカッコよさやバイク特有の速さが話題の中心になります。これに対しこれから訪れるであろう「第3次バイクブーム」では、バイクに関する話し相手に“親”、もしくは“親に近い年齢の知人”が増えているのではないかと考えられます。バイクライフの経験を積んだ親世代であれば、見た目や速さだけでない、安全だからこそ楽しいバイクライフを伝えることができるはずです。

「第3次バイクブーム」を迎えるためには、親世代のライダーの皆様が伝道師となり、バイクの楽しさを共有することが不可欠でしょう。バイク王 バイクライフ研究所でも「バイクの未来」「バイクと安全」を重要な研究テーマとして、様々な情報を発信していく予定です。

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