バイク王 バイクライフ研究所 コラム

『女性とバイク』 国井 律子

国井コラム写真

先日、連載している自転車雑誌の取材で、都内某所の花屋を訪れた。
オーナーの女性は、撮影で使用した小径タイプの自転車に興味津々の様子で、値段やほかの色があるかどうかや、「跨っていい?」などと、いろんなことをたずねてきた。

ひらりとシートに跨りながら、女性はこんなことを言う。
「でも本当は私、バイクに乗りたかったの」
『へぇ、そうなんですか。なんで乗らなかったんですか?』
「家のヒトに、“おまえがバイクに乗ったら絶対危ない!”って言われて。免許、取らしてもらえなかったの。だから自転車が好きで。同じ二輪だしね(笑)」

私はいつも言っていることがある。それは……、
『女性がバイクに乗るとき気を付けなければいけないのは、せいぜいタチゴケくらいですよ! でっかい事故はそうそう起こしませんよ! だって仲間たちとバトルしたり、限界すれすれでコーナーを攻めたりしないでしょ(笑)? 女性でも楽しく気持ちよくいつまでも乗ることができるのが、バイクなんです!』

私がそう言うと、オーナーの顔がみるみる明るくなった。頭の中でなにかを整理してるように、ふむふむふむと何度かうなずき、「なんか意外。バイクって跨った瞬間ころぶ、危ない乗り物だと思っていたから」と、笑った。
オーナーには、バイクの免許、ぜひいまからでも取ってもらいたいですね。

ここのサイトでこの文章を読んでいるということは、あなたもきっと、バイク乗りなんでしょうね。
楽しんでいますか、バイク。
私は今年の5月に子どもを産んで、身軽だったときみたいになかなかふらりとは乗れなくなったけど、明日は愛車に跨る予定。わくわく、ドキドキ。遠足の前日みたいに、ちょっと特別な気分。ウエアは何を着ようかな、ヘルメットは……。
家から20分くらいで着く、都内のちょっとそこまで行くだけなのにね(笑)。

私がバイクの免許を取って早15年。15年と言えば、その当時生まれた子どもたちがもうすぐ高校生に上がる歳。それなのに、こんなにわくわくドキドキするバイク。
おばあちゃんになるまで末永く楽しめる、いい趣味だと思います(^_^)

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