バイク王 バイクライフ研究所 コラム

『ONもOFFも楽しみたい!オフロードのすすめ』 小倉 修

小倉コラム写真

新しくバイクライフをはじめた人の多くは、オンロードバイクを選択される方が圧倒的に多いのではないでしょうか。最初からオフロードバイクに乗る人は、いまや少数派だと思います。首都圏や大都市郊外でも、二昔前ほどまではオフロード走行が楽しめる道や場所がありましたが、林道も舗装整備され、次第に走るステージが限られてきていることが、少数派になった理由に挙げられるかもしれません。それでも、日本は山岳地帯や里山が多く、まだまだ走れるステージがたくさんあります。

オフロードの魅力は、なんといってもバイクを操る醍醐味と、低速域でもオンロード以上に身体的操作が必要であることから、人馬一体となった運動が求められる点に尽きると思います。不安定な路面を走るときはスタンディングが基本で、坂を上る時は前に、下る時は後ろに重心をかけるように走る、曲がる時はリーンインやリーンウィズではなくリーンアウトでなどなど、とても体を使います。

操るにはちょっとしたコツやテクニックが必要なのがオフロードです。コーナーにつっこみ、きれいに曲がっていくこともスキルが必要ですし、興奮するものです。オフロードのコーナリングは、例えたった30km~40km程度の低速でも慣れやスキルが必要。障害物があれば乗り越えなければならないし、泥や砂利の上では簡単に滑る、スライドする、ガレ場では思うように進めない、バランスも必要になってくる…と、まあ、オンロードバイクではイケイケに乗れていても、オフロードバイクに乗るたびに、なんてヘタクソなんだ…と思わずにはいらないほどです。頭も使うし、いろんなテクニックが求められる。そんな面白みがあります。

オフロードのライディングに慣れると、オンロードでのスキルアップにもつながります。多少のスリップにも対応できるようになりますし、Uターンもラクラクこなせるようになる。オフロードバイクは高速道路走行がちょっと苦手ですが、ひと度、オンロードバイクで諦めなければならないような山道に入ったら、本当に水を得た魚のように走れます。オンロードバイクでは行けない場所を進み、時にすばらしい絶景に出会えることは、とても大きな魅力です。

元来オフロードバイクは、軽く丈夫なマシンが圧倒的に多く、新車ならずともまだまだ乗れる個体があるのもうれしいものです。オンロードバイクに乗り、もし2台目を持つことができるのなら、ぜひオフロードバイクを楽しんでください。バイクライフがより充実したものになること間違いなしです。

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