印刷する

8月11日 清水PAにて発表会と授賞式開催!

バイクライフの楽しさやバイク市場の動向を広く社会に発信することを目的に活動を行う『バイク王 バイクライフ研究所』では、若年層に向けたバイク文化の啓発活動として、高校生・高等専門学校生・大学生等を対象に「未来のバイク」への願いや想いを表現してもらう「未来のバイクデザインコンテスト2013」を開催しました。

これは、当研究所研究員の河野正士さんと小倉修さんに加え、機械工学分野の専門家である大学の先生方のご協力を得て実施したもので、7月から約1ヶ月間に渡り作品の募集を行いました。

そして、8月11日(日)に NEXCO中日本・清水パーキングエリアにて開催された「Fun to Ride! Meeting 2013@清水PA」において、表彰式&プレゼンテーションを行いました。当日の表彰式&プレゼン大会では、最終審査に残った学生4組がプレゼンテーションを行い、審査員として当研究所研究員の河野さんと小倉さん、日本大学・生産工学部の丸茂喜高准教授 、東京理科大学・工学部講師の林隆三さんが登壇。大賞には西村和也さん(専門学校新潟国際自動車大学校)、優秀賞には新井盛生さん&尾城旺子さん(上智大学)、森町絵理奈さん(日本大学)、福安結さん(上田安子服飾専門学校)が選出され、賞金、賞状、トロフィーなどが贈られました。

所長の澤篤史は、「応募作品は、自分のためというより、多くの人に快適にバイクに乗ってもらいたいという思いであったり、環境に気を使った作品が多かった。若い方々の想いを頼もしく感じるし、バイク王 バイクライフ研究所はそのような思いを大切にしたい。」とコメントしました。

受賞風景
大賞作品
大賞作品
タイトル 『Dream』
応募者 新潟県  西村 和也さん
専門学校新潟国際自動車大学校
このバイクで実現したいこと 1.電気エネルギーによる、新しいデザインの提示。…前後輪にインホイールモータ内臓の駆動システムを導入することで、「エンジンと繋がっていなければならない」、「ボディに収まっていなければならない」といった様々な”しがらみ“から解放された、新しいデザインを世に示したい。
2.最先端の素材と、それを用いるための理由あるカタチ。…CFRP(炭素繊維強化プラスチック)は、現在幅広く用いられている鉄と比較し、比重で1/4、比強度で10倍である。そのCFRPをフレームに採用することで大幅な軽量化を実現。そんな、軽くて強い素材だが、脆いという欠点がある。その欠点を、「捻る」ことでフレーム全体を竹のように撓らせ、加わる力を分散させるアイデアで解決した。捻じることで得られた曲線と、素材が持つ光沢感も美しい。
3.次世代サスペンション、「超電磁サスペンションシステム」の提案。…前後輪に設けられた超伝導体とフレームに埋め込まれた磁性体により、ピン止め効果とマイスナー効果が発生。路面からの衝撃はすべてなくなり、これまでにない乗り心地感を演出する。
4.高性能圧電素子による自家発電により、半永久的なライディング。 …力を電圧に変換する「圧電効果」を利用。その圧電素子をタイヤに埋め込むことで走行中に発電し、電力をモータに供給する。ライダーの「走りたい!」という気持ちをもう止めない。
審査員より デザインに未来性をとても感じる。バイクの絵だけではなく、キャッチコピーやセールスポイントを含めてデザインしている所がよい、最新技術も積極的に取り込もうとしている(林)。
優秀賞作品
優秀賞作品1
タイトル 『RETOMO』
応募者 千葉県  森町 絵理奈さん
日本大学 
このバイクで実現したいこと  コンセプトは、「女性が乗りたくなるようなバイク」。 車には女性に人気のレトロ感があるデザインのものがあるが、バイクは車のようにデザインをする面積が大きくはないので、難しい。そこで、車のようにバイクにドアをつけることにより、デザインができる面積を大きくした。特徴としては、タイヤと車体の前方がレトロな雰囲気であることだ。Sideと背もたれ部分は半透明のプラスチック製の素材を使い、“おしゃれ感”を出した。「座」の部分は革の素材を使い、レトロな車体に合うようにした。
  女性が気軽に車に乗るように、バイクもドアを開けて気軽に乗ってもらいたいと思ったことからこのデザインを考えた。 バイクが女性を「もてなす」、そんなバイクがあったらたくさんの女性に喜ばれると考え、「レトロ」と「もてなし」を合わせて作品名を「RETOMO」とした。
審査員より これまでのバイクにはまず無い視点から考えられている(丸茂)。
「バイクが女性をもてなす」という発想/コピーにドキッとした。こういった発想もこれからのバイクに必要だと思う。 素材やディテールについて、明確にかかれ強いこだわりが感じられる(河野)。
優秀賞作品2
タイトル 『ECOバイク』
応募者 埼玉県  新井 盛生さん
千葉県  尾城 旺子さん
上智大学 
このバイクで実現したいこと このバイクは、環境への負荷を軽減させることを目的とし、二酸化炭素排出量の軽減やエネルギー使用量の観点からデザインしました。まず一般的なバイクで使用されているエンジンを使用せず、電気モータを使用します。電気モータは走行時の熱の発生などによる損失が少なく、減速時には回生ブレーキによって発電するなど、ガソリンエンジンに比べて効率が良いとされています。モータはチェーンで駆動力を伝達するのではなく、ホイールにモータを埋め込むインホイールモータを採用することで,駆動ロスを軽減させます。また電力の供給は燃料電池で行います。バッテリーのみで走行する際は、使用電力を全てバッテリーに蓄えなければならないためバッテリーの重量は増大し、充電にも時間がかかります。しかし燃料電池を用いて発電を行うことで水素タンクが必要になるものの、バッテリーの重量は軽減でき、充電時間は水素の供給時間のみとなるため、現在のガソリンと同等の給油時間で行えます。フレームには炭素繊維の複合素材を用いることで、高強度を保ちつつ軽量化を実現します。これらによって利便性を低減することなく、動力源自体の環境負荷の軽減に加え、機械的なエネルギーのロスや消費エネルギーの低減による負荷の軽減を実現し、環境負荷を軽減させることを目標としました。
審査員より 環境面への配慮について特化しており、イメージしやすい(澤)。
自動車の最新技術についてよく調べている(林)。
優秀作品3
タイトル 『①Safety × Relax = Motorcycles
 ②sporty×colorful wear』
応募者 大阪府  福安 結さん
上田安子服飾専門学校 
このバイクで実現したいこと ①地球温暖化の進む地球。異常気象。 ゲリラ豪雨や連日の真夏日。 そんな地球と共に進化したバイク。 屋根が付き、雨や黄砂から身を守り、クーラーを付けることが出来る。 屋根にはUVカット機能も付き、紫外線の気になる女性も安心して バイクに乗ることができる。 屋根がついた分、見通しが悪くなる点に関しては、たくさんのミラーで確認。 そしてウインカーで周りの車に意思表示をすることで、事故を防ぐ。
②従来のツーリングウェアといえば、黒などのダークな色に、 レザーなどの硬め素材。 そそれをカラフルな色合いにし、ギャザーや美しいシルエットを取り入れ、 女性らしさも意識したツーリングウェアを提案。 風の抵抗を受けすぎないように、タイトでスリムなシルエット。 トップスの中央部分はメッシュ素材で汗のこもりを防止。
審査員より 性別によらず、天候の影響を受けないという点はこれからのモビリティで重要(丸茂)。
スタイリッシュな印象。発想はユニーク。どこか時代が戻った印象(小倉)。